羽海野チカさんとハチクロと私

 羽海野チカさんの「ハチミツとクローバー」よりもずっと前の20年くらい前、私は、「うる星やつら」という漫画が好きでした。ラムちゃんと言えばわかる人も多いと思います。

 その中の、キャラクターの日常が好きでした。いつもケンカばかりしているけど、仲がいい。そしてその関係がずっと続いていく。

 結局、「うる星やつら」は高校生で始まって、高校生のまま連載が終了するので、ずっとというわけではないけど、この人たちは大きくなってもこのままでケンカしながら楽しくやっていくんだろうなと思いました。

 自分は、そんな風にはなれませんでした。今でも、そういった関係に憧れている部分があります。

 冒険・格闘ものや恋愛ものの漫画がたくさんある中、久しぶりにそういった“仲間”というものを「ハチミツとクローバー」は感じさせてくれました。

 時間はどんどん過ぎていって、卒業制作や就職や別れも出てくるのだけど、なんか暖かい漫画です。

 ついつい疎遠になりがちな友人とも、また会いたいなと思うような作品です。